原水が水道水として蛇口から出るまでの流れについて解説致します。

世界一安全な水道水

日本の美味しい水

インフラ整備が進んでいない国の方が日本に来てまず初めに驚くのが「蛇口から飲める水が出てくる事」だそうです。
日本では当たり前の光景ですが、この“蛇口をひねれば綺麗な水が出てくる”という状況が当たり前なのは世界的に見ても珍しいのではないでしょうか。
普段、生活水や飲み水として意識することなく使われる水道水ですが、どのようなプロセスを経て皆様に届けれられるのかご存知でない方も多いかと思います。
当サイトでは、水道水として使われるまでのフローチャートから工夫や努力、浄化の仕組み等にフォーカスを当て詳しく解説して行きたいと思います。

 

 

水道水になるまでの基礎知識

まずは、水道水になるまでの流れについて解説致します。
水はどこからやってきて、どのように安全な飲み水となっていくのか、まずは水道水に関する基礎知識について学んでいきましょう。

水道水と他の飲料水の違いについてはこちら

水道水と他の飲料水を比較

 

取水とは?

水が各家庭に届けられる際にまず初めに行われるのが“水を取り込む”という作業で、これを「取水(取水)」と言います。
文字通り水を川や池、ダム等から水を取り入れ、「原水」と呼ばれる水道水の基となる水を一か所へと集めるのです。
この原水には大きく分けて、3つの種類があります。

 

①表流水

1つ目は表流水と呼ばれる水で、これは河川の地表上を流れている水のことを指します。
表流水は水量が豊富で、そのため安定した取水が可能な水として日本では最も一般的な原水として使用されています。
しかし、その一方で季節によって水温が上下したり、環境によって水温が変化しやすかったりする、水質変化の激しい水でもあり、やや不安定な面も見られます。

 

②伏流水

2つ目は伏流水と呼ばれる水で、河川の底に沈殿している砂利層の中を流れている水のことを言います。
表流水よりも不純物が少ないのが特徴で、水質・取水量ともに安定している原水でもあります。

 

③地下水

3つ目は地下水と呼ばれる原水で、その名の通り地下を流れている水のことです。
上記の2つよりも水質・水温の両面において良質な原水です。
ただし、土壌の状態によって水に含まれる成分が変わってくるという特性があり、周辺の環境によって大きく変化していまうという不安定さも有しています。

 

以上の3つが原水と呼ばれているものの主な分類になります。
取水を経て原水が堰やダムに取り込まれ、次のプロセスに繋がって行きます。

 

 

 

 

水を綺麗にする(浄水)

浄水された水

取水した原水はそのままでも十分綺麗な水なのですが、多くの雑菌や不純物を含んでいる可能性があるため、同様の状態で各家庭に届けることはしません。
取水された原水は、まず初めに沈砂池という場所に送られ、原水に含まれる砂や粒子といった比較的大きな不純物が取り除かれます。
次に、原水は浄水場に送られ、着水井と呼ばれる入口の部分で水量を調整しながら薬品混和池と呼ばれる場所に溜められていき、最終的にフロック形成池という場所に流し込まれます。
(これらの工程を経て水中の細かいゴミが“フロック”という塊に成形され、最終的に除去されていきます。)
大小の不純物が取り払われた原水はこの段階でほぼ濁りが無くなり、最終的に塩素による消毒が行われ、給水所へと送られるのです。

 

浄水の流れまとめ
  1. 沈砂池で砂や粒子といった比較的大きな不純物が取り除かれる(沈殿)
  2. 着水井・薬品混和池・フロック形成所を経て更に不純物を取り除く(ろ過)
  3. 更に小さな微生物を除去する(消毒)

 

各家庭への配水

浄水場で綺麗になった水は、いよいよ各家庭に配られます。
消毒までが完了した浄水はまず、配水用の水が溜められる配水所へと送られます。
配水所へと溜められた水は各地方の配管設備を通りポンプによって組み上げられ、各家庭の配水管を経て蛇口から流れ出るようになります。

 

配水管は大丈夫?

水道は各地方公共団体毎に管理されており、財政が圧迫すると耐用年数を超えた配水管が使用されている場合があります。
法定耐用年数40年と言われる配水管ですが、これらが守られずに使用されているケースも多々存在するのです。
老朽化した配水管は赤さびや有害物質を発生し、人体へ影響を及ぼす可能性もあります。新たな土地へ移り住む場合や家を購入する場合等は、改修工事の状況等へも目を配っても良いかもしれません。

 

水道トラブルの料金は軽減される

水トラブルによって多大な水道料金を請求されるケースがあります。
ただし、この場合故障や老朽化が起因したものであれば水道料金を大幅に軽減して貰える事があります。
これを受けるには水道修理業者に「証明書」を書いて貰う必要があるため、修理を受ける前に当該書類の作成が可能かどうかを予め確認しましょう。
中には書類費と題し修理代金に上乗せするという悪徳業者もおりますので、しっかりと各業者の条件を比較した上で最終的な決定を行うようにしてください。
修理証明書の発行を考えると、経験が豊富で書類作成にも慣れた業者を選択することが好ましいでしょう。
特に、水漏れ修理の場合は下階や近隣への影響が出る可能性もあるため技術力を重視した業者選びが重要となります。

 

使った水の行方についてはこちら

使った水はどこへ行くの?

いかがでしたでしょうか。
水道水をそのまま飲める国は、日本を含め僅か15か国しかありません。
日本が誇る水道技術を是非皆様に知って頂ければ幸いです。