人間が使用した生活排水は下水処理場で浄化処理されます。

使った水はどこへ行くの?

生活排水はどこへ行くのか?

皆さんは、自分が生活の中で使った水がどこへ行くのかを考えたことがあるでしょうか?

誰もが毎日使っている水(水道水)ですが、おそらく多くの方は特に気にされていないはずです。
確かに、使った水の行方を知らなくても生活に支障が出ることはありません。
しかし中には、自分の使った水がその後どうなっているのかを知りたいという方もいるはずです。
そこで本ページではそうした人のために、使った水がどこへ行くのかということについて取り上げていきたいと思います。

 

自然の水と人間の使った水

この世界には大きく分けて2つの水があります。
1つは自然界に存在しそこで循環している水、そしてもう1つは人間が日常生活や産業活動などのために使っている水です。
この両者はどちらにしろ「水」なわけですが、それぞれが辿る行方については大きな違いがあります。
まず前者の自然界の水について言えば、雨や雪という形で地表へ降った水が川や地下水、氷河となり、それが海へ流れ込んでいきます。
そしてこの海へ辿り着いた水は蒸発して再び雨や雪となり、そこからまた地表へ降ってくるという循環を繰り返していきます。
一方、後者の人間が使う水では、その流れ(動き)が大きく異なってきます。
簡単に言えば、人間が使った水は自然界の水と違って人工的な方法によって処理されているのです。

 

排水口から下水道へ

排水口から流れる水

日常生活であれ産業活動であれ、人間が行うことには必ず水が必要になります。
例えば日常生活で言えば、料理、洗濯、風呂、洗顔、掃除、トイレ、洗車など、実に様々な用途に水が使われています。
そしてこれは裏返して言えば、これだけ多くの水が排水になるということでもあります。
当然、排水になるということは、その水をどこかへ捨てなければなりません
しかし、それをそのまま自然界に捨ててしまえば、自然環境に甚大な悪影響を及ぼすことになってしまいます。
そこで、既に述べた様な人工的な処理の方法が採用されることになります。
具体的に言えば、人間の使った水はまず初めに排水口に流れ、それがさらに下水道へと流されて行きます。

 

下水道から下水処理場へ

下水道に流された水は、各地域の下水道を伝って下水処理場に送られて行きます。
日本には至る所に下水道が布設されており、特に大都市においてはほぼ100%と言えるほど普及しています。
そんな下水道を流れてきた水は、下水処理場において浄化処理を受けることになります。
下水をそのまま川や海に流してしまうと環境に悪影響があるため、下水処理場で一旦下水を綺麗にするわけです。
そして、下水処理場で一定のレベルまで浄化された水は最後に川や海に流されることになります。
もっとも、これは下水道の整備されている地域に限っての話で、日本には極一部ではありますが、未だに下水道が整備されていない地域があり、
そうした地域では生活排水などがそのまま川や海に流されているというケースが見受けられます。